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僧侶になるには
性別年齢分け隔てなく、仏教の道は開けています。
縁起寺での修錬に費用は一切かかりません。
本山の認めない仏教関連の塾や僧侶養成講座ではありません。
あなたの意志次第で、僧侶への道を開き、得度から教師資格所得まで協力します。
寺院の出身や寺院関係者ではない人であっても大丈夫です。住職でも在家さんでも位は同じです。一緒に勉強しましょう。
熱意ある方々に同じ道を歩んでいただきたいので、以下のことについてよく考えご連絡下さい。
■僧侶になってどうするの。
僧侶になるという事は、社会奉仕に努めるという事です。最近僧侶が注目されているからという理由では長続きしませんので、体験に留めておくべきです。滝に打たれるような修行をして悟りを得たいと考えているならば、滝行を専門としておられるお寺の師とご縁をもたれ、個人として成長した方がよいでしょう。
あなたが本気で僧侶になりたいのであれば、縁起寺では、あなたを一人前の僧侶にするために無償でお手伝いします。
■坊主丸儲け。
僧侶になっただけでは収入は安定しません。現実に檀家数の少ない寺院では、住職が他に職業をもち、そこで得た収入を寺院維持のために充てています。住職である私も例外ではなく生活は安定していません。どうやら、坊主丸儲けは一部のお寺の話しのようです。
さて、僧侶になる為に縁起寺での修錬を選ばれた場合、縁起寺での費用は一切いただきませんが、自身の生活費は必要ですし得度をされる際に本山にかかる費用や法衣は自己負担です。
■勉学と修錬。
浄土真宗は、極度に厳しい修行はありません。とはいえ、例えば正座が全くできなければ実践として困ります。また、仏教を基本から勉強する為には難しい本にもチャレンジしなければ得度はできても教師資格(住職資格)取得は困難です。
■資格を得たけど。
得度資格者は僧侶としての籍をいただくもので、住職の同伴は出来ますが、葬儀式を行うなどは許されていません。そこで、幾多の困難をクリアして教師資格を頂けたとしても 残念ながら活躍の場はありません。師僧が受けた法務を分けてもらう事はあるかもしれませんが、多くは活動の場を得るために苦労をしています。ここからが本当のスタートなのです。
住職資格への道のり
■師僧との修錬
師僧には、これから僧侶になろうと思う者に対し、充分に育成する義務と責任が生じます。住職と一緒に修錬をしましょう。あなたを、法類、組・教区の役職者、本山での教師資格養成機関や宗務庁に対し師僧として、責任をもって推薦できると判断出来るまでは日程を決めて花畑阿弥陀堂に通い基本的な修錬を行います。
1.得度
僧侶としての第一歩である「得度」するにあたいすると判断した時点で本山へ得度式申請を行います。得度用品(袈裟)などを購入し、本山で得度式を受けます。
2.度牒授与
「度牒」とは、得度したことの証明書です。また同時に僧籍登録し、真宗僧侶としての籍を登録することとなります。
僧侶になるという目標は、ここまでで達成です。
得度僧侶では葬儀式や色依の着用は出来ないので、さらに上を目指す人は、続きがあります。
3.本山の学寮入学資格を得る
師僧承認のもと入学します。本山にて年4回、最短2年間、仏教の基本から真宗を学問として学びます。また、勤式や声明も体得します。入学金等が必要となります。
単位を所得しなければ留年になってしまうので、関東にいる時は、卒業を目指して住職と一緒に学びましょう。
4.教師資格(住職資格)
いよいよ教師資格の認定です。師僧の承認のもと、教師資格認定試験を受けます。合格しましたら、色衣や葬儀の出仕が可能となります。
住職多忙に付き現在募集はおこなっておりません。
再開はホームページにてお知らせします。
(2023年6月30日)